第5回読書会
バーナードの『新訳 経営者の役割』を読んだ
本日は第1部;
- 緒論
- 問題意識:具体的な社会的過程としての公式組織に論及しているものが事実上まったく見当たらないこと
- 個人と組織
- 個人とは:過去および現在の物的、生物的、社会的要因である無数の力や物を具体化する、単一の、独特な、独立の、孤立した全体
- 人間の特性
- 活動を行う
- 個人の行動は心理的要因の結果いよってもたらされる
- 選択力、決定能力、自由意志がある
- 意思力を行使しうるように選択条件を限定しようとすることを、「目的」の設定または「目的」への到達という
- 有効性と能率
- 有効:ある特定の望ましい目的が達成された場合に「有効的」であるという
- 能率:行為がその目的の動機を満足するとき
- 協働体系における物的および生物的制約
- 目的達成の制約:?個人の生物的才能または能力+?環境の物的要因
- 協働体系における心理的および社会的要因
- 心理的要因:個人の行動における物的、生物的、社会的要因の結合されたもの、合成物、あるいは残基
- 協働の目的≠個人の目的
- 協働行為の諸原則
【第1部における基本的前提】
個々の人間は限られた選択力を持っている
各人の生物的な制約→協働という方法
協働は全体情況の社会的側面であり、社会的要因が協働から生じる
協働の永続性は?有効性、?能率、という2つの条件に依存する
協働の存続は、?環境との関連における協働体系全体に関する過程、?個人間に満足を創造したり分配したりすることの過程、にかかっている
協働の不安定や失敗は、過程の欠陥だけではなく、各過程の組み合わせの欠陥からも生じる
バーナードは難しい.....(>_<)
バーナード『新訳経営者の役割』ダイヤモンド社、2100円(税込)