9.11と3.11

  
 世界同時多発テロから10年、東日本大震災から半年が過ぎた。われわれはこれらから何を得たのか。どんな教訓を残したというのか。私が思うのは、日常の大切さである。当たり前だと思っていた世界は、決して当たり前のものではなく、多くの人々が支えあって作り上げている世界であったということである。テロも震災も一瞬にしてわれわれの生活を一変させた。日常を作り上げるには相当な時間がかかるのに、それを壊すのは一瞬。なんと言うことか。
 われわれは争う心を持つよりも、お互いに支えあう心を大切にし、普段当たり前と思っている周囲の人々への感謝を忘れずに、日々生活しておくことが大切なのだと思う。
 戦争、いや、すべての争い、けんかのない平和な世界を目指して、相手を思いやる心を育てていきましょう!